福祉事業所がWebを活用するメリット

Coding Links代表のちあきと申します。

現在、個人事業主としてホームページ制作に関するお仕事をしています。
以前は障害福祉の相談支援や就労支援、教育に関するお仕事をしていた経験があります。社会福祉士という資格も持っています。
これらの経験から私は今、「福祉事業所(特に障害福祉分野)にもっとWebを活用してほしい!」と強く考えるようになりました。

本記事では福祉事業所がWebを活用するメリットについて述べていきます。(「福祉事業所」は主に障害福祉の通所や居宅サービスの事業所を想定しています。)

目次

福祉事業所がWebを活用するメリット3選

福祉事業所が情報発信を強化するメリットとして大きく以下の3つがあると考えています。
①利用希望者がサービス利用を検討する際に十分な情報が得られる
②事業所の価値観に共感した人が集まってくる
③他事業者・支援者との連携がスムーズになる

1. 利用希望者がサービス利用を検討する際に十分な情報が得られる

福祉サービスは、利用する方の生活に大きく関わるため、そのサービスが自分にあっているかどうかがとても大切になってきます。
事業所が合わないからといって、別の事業所に変更するには時間と手間がかかりますし、利用者にとっても事業所にとっても大きな負担になります。よって、サービス利用を開始する前の利用検討の段階で十分な情報を集めて判断することが必要です。その情報を集める際に活用されているのがWebです。
Web上に事業所に関する情報がオープンになっていることで、利用者はその情報をもとに具体的に判断できるます。また、事業所にとってもWebを見てから問い合わせをしてもらったほうが説明がスムーズに伝わりやすいので、双方にとってメリットがあります。

2. 事業所の価値観に共感した人が集まってくる

福祉事業所がWebを活用することで、普段の事業所の活動の様子が伝えられます。それに加えて、事業所としての福祉事業に対する想いや目標、またスタッフの様子なども伝えることができます。
こうした価値観や雰囲気などを継続的に伝えることで、その価値観に共感して応援してくれる人や一緒に活動したいという人に集まってもらいやすくなります。
価値観というしっかりした軸を共有していることで、事業所の目的に向かって一緒に取り組んでいく強固なチームにすることができます。そして、事業所が広げていきたい福祉の輪をより大きくしていくことができます。

3. 他事業者・支援者との連携がスムーズになる

福祉的な課題に対して、複数の事業所が協力して役割分担をしながら問題解決にあたっていくという場面が少なくありません。サービス利用者のニーズは千差万別であり、また時とともに変化するため、一つの事業所が全てを対応するというのは困難だからです。
地域内での連携の際にも、Webで日頃から情報発信をしていることは大いに役立ちます。人は情報をよりたくさん開示している人や団体に対して信頼を寄せやすい傾向があります。信頼をベースとした関係が築けると情報交換や連携がスムーズになり、より効果的な支援の提供に繋げることができます。

Webを活用するためのポイント

ここまで福祉事業所がWebを活用するメリットについて述べてきました。では具体的にどのように活用していけばよいのでしょうか?
そのポイントについて整理してみました。

1. ホームページの活用

ホームページは、利用者や支援者に向けた情報の発信基地になります。次のような内容を掲載するとよいでしょう。

  • 事業内容の説明:提供しているサービスやその特徴、利用方法などを具体的に記載します。
  • 代表あいさつ:福祉事業対する想いや目的などを書くと共感を得られやすいです。
  • スタッフ紹介:どんなスタッフがいるのかなというのは利用検討の時に気になることです。可能ならスタッフの写真やプロフィールを載せると、事業所の雰囲気や信頼性がより伝わります。
  • 利用者の声:実際にサービスを利用した方の声を載せることで、信頼性を高めることができます。掲載にあたってはプライバシーについて十分配慮する必要があります。
  • アクセス情報:事業所へのアクセス方法や地図など。通所サービスの場合は送迎の有無などがあると親切です。

2. SNSの活用

ホームページだけでなく、SNSも活用することで、情報発信の幅を広げることができます。継続的に発信することが大切なため、最初は全てに手を出すのではなく一つずつ始めてみることをオススメします。

  • Instagram:事業所の日常の様子やスタッフの活動風景などを写真や動画で発信するのに適しています。
  • X(旧Twitter):短いメッセージでイベントの速報や最新情報を発信するのに便利です。
  • Facebook:イベントの告知や活動報告、ブログ記事のシェアなどに利用できます。

3. ブログの定期的な更新

ブログを定期的に更新することで、事業所の活動や価値観を継続的に発信できます。ブログのテーマとしては以下のようなものが考えられます。

  • イベントレポート:開催したイベントや参加した活動の報告。
  • スタッフインタビュー:スタッフの紹介やインタビュー記事。
  • 福祉に関する情報提供:福祉に関する最新の情報や役立つ知識の提供。

4. メールマガジンor公式LINEの活用

興味を持ってくれた人々に対して、定期的にメールマガジンを発行することも有効です。または公式LINEアカウントを作成して、登録者に対して定期的にコンタクトを取ることもできます。
最新の活動報告や今後のイベント情報、ブログ記事の紹介などをお知らせすることで、継続的に興味を持ってもらう機会が作れます。


このように、福祉事業所がWeb活用することで、より良い福祉サービスの提供に繋げることができます。
上記のWeb活用のポイントも参考に、是非取り組んでみてください。

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